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農業機械関連ニュース

平成16年3月





  山本製作所が遠赤乾燥機の新シリーズなど発売
  今回新発売したのは、遠赤乾燥機AFシリーズ、汎用遠赤乾燥機DDシリーズ、低温貯蔵庫「アグリストッカ」EXシリーズ、色彩選別機カラレックス、無残粒精米ユニット「ライスプロセッサ」など。このうち遠赤乾燥機AFシリーズは、25〜45石の5型式。乾燥運転の状態を日本語で表示する「お知らせホタル」を搭載し、安心して乾燥作業ができるようになっており、また、乾燥の履歴を20回保存する機能もついていて、トレーサビリティのデータの参考にすることができる。遠赤外線方式でムダのない高能率な乾燥ができ、自然乾燥に近い高品質米ができる。気になる音は、高性能ガンタイプバーナーと斜流式吸引送風機の採用で大幅に低下。送風機の取り付けは5ヵ所から選べる―など、随所に使いやすい工夫を盛り込んでいる。  汎用遠赤乾燥機DDシリーズは、1台の乾燥機で大豆、そば、籾、麦の乾燥ができる60〜80石の大型タイプ。大豆、そばも自動水分計で水分測定でき、品種切り替えや掃除も簡単。  ライスプロセッサは、1台で石抜き、精米、シフタ、色彩選別、異物選別の5役のできる精米ユニット。

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  静岡製機で16年向け新製品
  環境対応型の小型乾燥機「シズオカクリーンキューブ」や遠赤外線乾燥機PCE―Mシリーズ、超大型乾燥機PRO―HHシリーズ、乾燥型生ゴミ処理機など。このうち環境対応型乾燥機SSC―9は、新しい機能、発想を盛り込んだ中山間地対応の小型乾燥機。環境に配慮して、
  1. 機外に埃を排出しない防塵タイプ
  2. 作業音が極めて小さい
―などの特徴を持つ。また、作業スペースに合わせて、ホッパ、熱風器、自動水分計がそれぞれ2ヵ所、送風機は3ヵ所の好みの位置に配置できる。乾燥が200Lからできるので、端数処理にも最適な機種となっている。

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  丸山製作所ではドリフトレスのスピードスプレヤー発表
  福島市で開催した「2004丸山感動フェア」の席上、発表したもので、回胴式送風機と6分割した18個のノズルで、隣接地への農薬飛散を極力抑えている。主な特徴は、
  1. 回胴式の送風機で、送風機自体が左右に傾斜し風の向きをコントロールする。送風機自体の性能を落とすことがなく層流(風の流れ)が乱れない
  2. 風の角度を調節する角度調節板が送風機内左右下部に設置してあり、送風機の角度と連動し土の吸い上げを防いでいる。また、左右下から3個のノズルは送風機が最大角に傾くと自動で噴霧を停止し、薬剤のムダを防ぐ
  3. ノズルは6分割コントロール。送風機の角度に合わせ隣接地への飛散を極力抑えたきめの細かな作業が行える。

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  15年のエンジン生産盛り返す
  日本陸用内燃機関協会がまとめた15年のエンジンの生産は、ディーゼルが90万4977台、102.0%、ガソリン機関が646万870台、108.7%となり、ともに前年をクリアー、14年に落ち込んだガソリン機関が盛り返した。また、輸出はディーゼル、ガソリン合わせ688万1105台で、前年2ケタ増の111.5%と好調だった。

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  筑水キャニコムはライガー2万台で記念式典
  同社の看板商品である小型特殊自動車「ライガー」の累計販売台数が2万台となったことから、記念式典を実施。ライガーのこれまでの歴史を振り返り、ユーザーに支えれてライガーがあるとして、さらなる改良や販促を確認した。

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  有光工業でコンパクト自走式動噴ポニースプレーに追加
  デラックスタイプのATC―641MPRを追加したもの。2チャンネルラジコンを採用し、巻き取り操作、送り出し操作が離れた場所からラジコンでできる。送り出し機能に加え、軽量スプレーホースを標準装備しており、防除作業者のホース取り回しが楽になっている。また、後輪が後部に移動できる構造となっており、軽トラックへの搭載時の安全、搭載中の安定が図れるほか、操作性も向上した。

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  ヤンマー農機は総合販社2社を設立
  新たな総合販社として、「ヤンマー農機関西」、「ヤンマー農機西日本」を設立した。ヤンマー農機関西は、従来の、ヤンマー農機滋賀、ヤンマー農機近畿、ヤンマー農機南近畿の3社を統合した。ヤンマー農機西日本は、ヤンマー農機山陰、ヤンマー農機岡山、ヤンマー農機広島、ヤンマー農機山口の4社を統合する。

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  サタケが堆肥の高速発酵促進機を発売
  RAシリーズ4型式で、火力乾燥で発酵促進させる方式により、発酵時間の短縮と高水分廃棄物への水分調整材の投入を不要とした。1日当たり処理能力は2〜20m3。
  1. 発酵促進消臭液と火力乾燥による機内の温度調節・撹拌により約4時間で発酵に適した状態に仕上げることができ、肥料製品化が約30日でできる
  2. 籾殻やおがくずなどの水分調整材が不要
  3. 処理時間が短く、水分調整材を使用しないので処理スペースが従来施設の3分の1以下になる
  4. 季節変化による影響が少ない。冬期でも安定した発酵ができる
――などが特徴。

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  オーレックが棚下作業用三輪車発売
  フルーツサイクルFC30Aは、ペダルを踏んで移動する三輪車で、果樹園での立ち作業が座ってでき、脚立や台の乗り降り、持ち運びがなくなる。ハンドルの上下及び角度調整が可能なため、ハンドルに手や肘を置いて作業でき、座席シートの高さも645〜900mmに調整可能。前後進各2段、凹凸のある園内でも、ギヤの減速比が大きいので移動が容易。

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  エムエスケー農業機械がMFトラクターの展示・試乗会
  昨年発表し、今年から本格販売するCVT(無段変速)搭載のMFトラクター7400などの拡販のため、積極的に開催していく。CVTは、AGCO社の技術の粋を結集したトランスミッションで、パワーロスのない本来のステップレスタイプ。35Hのどんな速度も選択できる。また、エンジンは排ガス規制対応の電子制御クリーンエンジンを搭載、快適キャビンを装備し、タフな農作業を快適にこなす。

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  本田技研工業では背負式動噴3機種を発売
  WJRシリーズをフルモデルチェンジし新発売した。360度自在傾斜の4ストロークエンジン「GX25」を搭載し、エンジン直結高性能ポンプにより、低圧で安定した散布を実現、除草剤の散布に最適なWJR1015、ムラのない流量と高圧力が効率よく得られるユニフローポンプを採用し、パワフルな噴霧ができるWJR1515、同2520とがある。1015は、ノズルを持ったまま親指で圧力調整が可能なフィンガーコックを採用。2520は6段階調圧ダイヤルできめ細かな圧力調整が可能となっている。いずれも、コツいらずでスムーズな始動ができるメカニカルオートデコンプを装備し、背負いやすく疲れの少ない低重心設計。ワンタッチポンプドレンにより押すだけでポンプ内の薬剤を抜くことができる。

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  新農業機械実用化促進Mが傾斜地果樹用多目的モノレールの実演会
  緊プロ事業で開発した果樹用多目的モノレールの支線式について、生研センターと共同で実用化に寄与するため、現地での実演会を実施したもの。支線式は、斜面上下方向の本線レールに、等高線方向の支線レールを組み合わせ、本線上は、本線牽引車が支線牽引車と支線作業車を載せたままの「乗り移り台車」を支線の入り口まで牽引、支線に支線牽引車と支線作業車を移し、作業を行う方式。支線牽引車はリモコンで操作でき、施肥、防除、運搬、剪定枝処理などの作業を行うことができる。

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